おぼえておきたいこと わすれちゃいけないこと

 
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10
 
わぁ~ぁぁ~あああああ~」

娘からかかってきた携帯電話
切迫した声が聞こえる

「どうしたの?どうしたの?」

「@@ちゃんが…」

声の主は同棲中の彼からのものだった

どうやら娘が部屋で倒れて、痙攣をおこしているらしい
事の経緯は解らないが、ともかく彼を落ち着かせる

「落ち着いて。救急車は呼べる?」

「はい」

「痙攣は何十分も続かないから、落ち着いてね。今向かうから」

落ち着いてといいつつも、私も落ち着いてはいられなかった

「@@ちゃんが倒れたらしい。行ってくるね」

そう夫に一言残し、車を走らせた
走りながら、高揚する自分と葛藤しつつ
考えなければならない事を整理した

娘達の部屋までは、車で20分程度
救急車が出動したならば、先に着くだろうし
最悪すれ違う可能性もある。

運転中の携帯電話の使用は禁止ですが
思わず携帯で彼に連絡をとり、状況を確認する

「痙攣はやっと治まりました。
まだ意識はありません。
救急車は呼びました。」

救急車を呼んだ事と、痙攣が治まった事で
やっと彼も会話できるほどの冷静さを取り戻したようだ

「ああぁ…@@ちゃんが死んじゃう…」

「大丈夫、大丈夫だから」

痙攣発作は彼にとって衝撃だったらしく
電話口で泣きじゃくる彼がいた
もちろん、私も初めてだが
経産婦の知識として、小さいこどもの
熱性けいれん発作の対処が頭の隅っこにあったので
それが長く続かないこと、直接「死」に結びつかないことを
知っていた為、取り乱すことはなかった。

大丈夫。大丈夫。自分に言い聞かすよう
彼をなだめる。

「私も今、向かっているから、もし救急車で
先に出発したら、搬送先を教えてね」

正直、車を運転しつつも、運転している感覚はない
気持ちは先にいっている、まさにそんな感じ
信号がこれほどうっとうしいものか。
すべての車が邪魔に思えるほど、いつもの道が遠く感じる。

きっと、ものすごいスピードで部屋についたのだろう
人ごみがあり、まだ救急車もとまっていた。

「すみません!身内です!」

あきらかに駐車違反であろう場所に
車を止めようとしたため、訝しがる人があった

部屋へ向かう階段を上がろうとすると
降りてくる救急隊の姿あり

「すみません。身内です」

「お母さんですね、ひとまず下がってください」

救急隊の後を、泣きじゃくりながら娘の名を呼びかける彼
私の顔を見た途端、安心したのか、駆け寄ってきた

娘はそのまま救急車の中へ

「お母さんも中へ」

そう救急隊に言われるがまま、救急車の中に入るが
そういや、車がとめっぱなしなのを気づき

「車が置きっぱなしなので、後ろからついていきます」
と彼に連絡を頼み、救急車を降りる。
集まっている近所の方々に、お騒がせした侘びを告げ
救急車をおいかけようとするが

「ここ、一方通行逆送だよ」

と、ご近所さんに制止される

「いいじゃん、緊急事態だ。ついていけ!」

他のご近所さんに促され、そんな雰囲気の
大勢に行け行けというジェスチャーをされ
ご好意に甘えつつ、住宅街を逆送する

救急車は走り出しても暫くサイレンを鳴らさなかった
搬送先が決まってないらしい。

暫く信号機どおりに走り、それからすぐにサイレンが鳴り出した
追いかけるように、私もその後を走り出す

赤信号を救急車が通り抜け、その後すぐを追いかけていく
救急車が止まり、救急隊員が降りてくる

「お母さん、赤信号ですよ。信号は守ってついてきてください」

ああ!そうか!!言われれば、そうだよな。
冷静なつもりでも、冷静ではなかったんだろう
遠くなるサイレンを追いかけて
普通の車として赤信号を守り、彼からの連絡を待つ。

入院先の病院名を聞いたが、場所がわからず
家に電話して、だんなに調べてもらい確認する
病院に着くと、救急搬送口にまだ救急隊員がおり
さっきの無礼を詫びつつ、娘の所へ案内してもらった

無機質な部屋で点滴と酸素をされる娘の顔を見て
うつろな表情ながらも、急を要する状況でない事を悟る
状況確認やら、過去の病歴やら聞かれ
処置の間、待合室に出され、やっと少し落ち着く

いや、実は落ち着いてはいない
二人とも黙って待つのが耐えられず
どちらからともなく会話をし、間を取りつなぐ

遅い時間だったが、緊急入院することになり
消灯した病棟を抜け、病室に案内される

今日はこの点滴のみ。明日朝から検査があるらしい。
明日の朝食も出るそうで、とりあえず割り箸をもらったが
他に必要なものは取りに行ってもいいらしい
と、いいつつ緊急入院のため、必要なものもわからず
いつ退院かも全くわからないので、必要量が読めない。
看護師さんも病室を出てしまったので聞けないまま
ともかく病室を後にし、車に乗り込む。

(ああ、やっぱり車でついてきて正解だわ)


何が必要なのかな?

ざっと思い出しても、タオル類、下着類、洗面関係、食事関係
ティッシュに…あとは思い出せない。

家にあるものをかきあつめ、他はコンビニで調達し
急いで病院へともどる。

が、消灯後の病院、しかもさっきは緊急用の搬送口から。
どこから入って、どう病室に向かえばいいかもわからない
しかも、初めての病院。夜の病院で迷子になる。。

やっと病室に辿り着き、荷物を広げていると
看護師さんがやってきて、こう聞いた

「お母さん、スリッパとか持ってきましたか?」


がーん!!!もってきてない!

あ、いや、まて?車にあるかも。。
子供の授業参観用に車に置きっぱなしなのを思い出し
またまた病室を抜けて、車まで逆戻り。
なんだかアタフタだな・・。

付き添いは、彼が付き添うことになり
私は帰宅し、遅い夕食を済ませ、床に就く

寝れる訳がない

朦朧と朝を向かえ、家族を送り出し、病院へと向かう

すでにひと検査終えた娘と彼が病室で待っていた
今日にでも退院できる雰囲気だが
午後にも他の検査が控えているらしい。

午後の検査を終え、先生からの説明があって
退院への運び。午後の検査が長引いたため
清算が間に合わず、入院費は後日清算。

薬が出され、外来の予約をして完了。

荷物をまとめる段階で、はたと気づいた

「そういや、寝巻きの予備は持ってきたけど
退院時の着替えは持ってきてないや。」

「ああ、それより、持ってきてない!」

なんだかもう、ボロボロである。
娘は入院した時のままの服装でスリッパのまま
ナースステーションに挨拶を済ませ
退院となったのであった。


------------------

これは先日の話。
見舞いに行くことはあっても
救急車で入院する事は身内で初めてだったため
なんだかもう、情けないほど後手後手だったです。
病院によって対応も違うでしょうが
最低限、必要なものは頭に入れておくと
慌てないかもしれないと思いました。

特に、スリッパと靴は忘れずに!

その後、娘は薬のおかげもあり、元気です。


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